用語集
線状降水帯
発達した積乱雲が線状に連なり、同じ場所に数時間にわたって強い雨を降らせる現象。発生予測が難しく、どの地域でも起こりうる。
線状降水帯とは、次々と発生した発達する積乱雲が列をなし、数時間にわたってほぼ同じ場所を通過または停滞することで作られる、強い降水をともなう雨域を指します(気象庁による定義)。線状に伸びる強い降水域が、同じ場所に居座り続けることが特徴です。
この現象で問題になるのは、雨の総量よりも「短時間に集中すること」です。令和8年8月の千葉豪雨では、千葉市で1時間に115mm、12時間で348mm(平年の8月1か月分の約3倍)、24時間で367mmを観測しました。局地的な解析雨量では、千葉市から大網白里市付近にかけて400〜500mm以上が解析されています。
線状降水帯は発生の予測が難しく、特定の地域だけで起きるものではありません。「この街はハザードマップ上のリスクが小さい」ことと、「線状降水帯による大雨が起きない」ことは別の話です。実際に千葉豪雨では、災害救助法が適用された21市4町の中に、ハザード情報への該当が少ない自治体も含まれていました。
したがって重要になるのは、「危ない街かどうか」ではなく、「降った雨に対して、その街の排水がどこまで想定されているか」「浸水した場合にどこへ避難できるか」を、平時に知っておくことです。
まちコアのデータとの関係
線状降水帯は予測が難しいため、まちコアは「起きたときにどうなるか」を平時に示すことを重視しています。
- 各自治体ページで、浸水想定区域や土砂災害警戒区域への該当状況を確認できます。
- スコアはハザード情報への該当度合いであり、被害が起きないことを示すものではありません。
- 実際に降った雨量と、街の排水設計の想定値との差を示す取り組みを進めています。
出典
このページの定義と数値は、次の公的資料に基づいています。 最新の情報は各機関のサイトでご確認ください。
関連する用語
最終更新: / 公開日: